『15周年にはふさわしい?』
このベスト盤は坂井さんの選曲でないため単なるレコード会社からのリリースとなっています。内容もかなりアンバランスな並びで残念。明らかに長年ファンだった人にとっては不満だらけのアルバムとなっているでしょう。特にヒット曲「君に逢いたくなったら…」が収録されておらず、また98年から2002年の作品が異様に少ない。アルバム表題曲である「Oh my love」「Today is another day」を収録した訳もわからない。ZARDの楽曲には捨て曲なんてないし名曲ばかりなのだからもっと一般受けするような内容にして欲しかった。このアルバムだけだとZARDは1パターンと思われてしまう…。
そのためにも「もう探さない」「Just believein love」「GOOD DAY」のような暗めの切ない系バラードを1曲でも収録すべきだったし、路線変更後の「MIND GAMES」「世界はきっと未来の中」「この涙 星になれ」あたりからも選曲して欲しかった。アレンジが斬新な「明日を夢見て」「瞳閉じて」なども欲しかった。ファンに対するメッセージが一番強い「かけがえのないもの」も必要。こんなに不満と理想を言っても仕方ないが要するに2枚組じゃ収まりきらないってことです。ベスト盤のリリースについてはそのアーティストのことをよく熟知している人が企画や選曲をすべきだととても感じます。